1: 海江田三郎 ★ 2016/06/05(日) 18:15:41.90 ID:CAP_USER
http://president.jp/articles/-/17953
先日、家計の見直しのご相談に見えたAさん(50代)。挨拶もそこそこに、席に着くなりこう切り出した。
「ウチの奥さん、ティッシュが捨てられないんです。テーブルを少し拭いたり、鼻噛んだりしても捨てずに、
そのへんにまるめて放置。翌日乾いてからまた使います。もったいないのだそうです。
だから、家中に使いかけのティッシュが置いてあります。ほかにも、スーパーのビニール袋が死ぬほどたくさん。
しまうのも面倒で台所に散乱していますし、玄関にはビニール傘が何本も。家は片付かないし、お金も貯まりません。なんとかしてください!」
さすがの私も、ティッシュペーパーの再利用は初めて聞いたが、始末できないスーパーのビニール袋やビニール傘がたくさんある、
というご家庭は少なくない。
家計相談であれこれ伺っている関係上、このようなご家庭の冷蔵庫を開けると、しゃぶしゃぶや焼き肉のたれ、ドレッシングなど、
使いかけの小瓶やチューブがたズラリと並び、戸棚には、買い置きがあるも関わらず、特売だからと買ってしまった日用品が、
売るほど押し込まれている可能性が高い。
実は、これらの習慣は、いずれもお金が貯まらない人に共通する。
その根底にあるのが、「もったいない」思想である。もったいない(勿体ない)というのは、そもそも、
「勿体」(重々しい、威厳さ)がない=妥当ではない、不届きである、という意味で用いられる言葉だったそうだ。
それが今では、粗末にするには惜しい、おそれ多い、ありがたいなどを表現するときに使われる。
私も子どもの頃、何かを捨てようとするたびに、明治生まれの祖母が、「もったいない」「もったいない」と呪文のようにつぶやいていたのを覚えている。
極度の「MOTTAINAI」精神で家計が混沌
さらに今や、この言葉は「MOTTAINAI」として、世界共通語となった。
提唱するのは、環境分野で初のノーベル平和賞を受賞したケニア人女性、ワンガリ・マータイさん。
彼女が、2005年の来日の際に感銘を受けたのが「もったいない」という日本語だったそうだ。
たった一言で、Reduce(ゴミ削減)、Reuse(再利用)、Recycle(再資源化)という環境活動の3Rを表し、
Respect(尊敬の念)までが込められている。なんと素晴らしい言葉だろうかと、マータイさんはいう。
もちろん、モノを大切にし、もったいないと感じる美しい心は、日本人ならある程度は持ち合わせている。
また、それを否定するつもりはない。逆に、私自身も、日々の生活のなかで、もったいないと感じることがよくある。
ただ、この「もったいない」思想が、モノを処分できない、片付けられない行動の言い訳となっている場合も少なくないのだ。
お金が貯められない人は、掃除や片付け、整理整頓が苦手もしくは、できていない傾向が強い。お金を貯めるという行為は、
目的を考えて、そのためにどうすれば良いか具体的な方法を検討し、それを実行する意思や行動力が必要となる。
きちんと貯蓄するには、支出の管理が必須であり、それには自分のウォンツ(Wants)とニーズ(Needs)の見極めが欠かせない。
つまり、それが自分に必要なモノであれば、ニーズ。単に欲しいものならウォンツとなる。
整理整頓ができない、モノが捨てられないということは、それが自分にとって必要かどうかを判断できないために起こりやすい状態であり、
その「混沌」は家計管理にもつながってくる。
「何も考えていないけど、いつの間にか貯まっていた」
そうしたケースは、実際の相談事例ではほとんどお目にかかったことがない。そのような人は、きちんと目的を定めていれば、
もっと多くを貯められていたはずである。
人は目標の貯蓄額が設定できれば、それを達成するために、ムダなお金を使わないように努力する。
お金を貯められる人は、「疲れた」「ちょっと喉が渇いた」などと言って、カフェに立ち寄ったり、
コンビニで飲み物を買ったりしない。ちゃんとマイボトルを持参し、寄り道しないでまっすぐ家に帰る。
お金が貯めたいなら、まずは身の回りの片づけ、整理整頓を習慣づけよう、といっても、
「仕事も忙しいし、どこから手を付ければいいのかわからない」という人も多いだろう(ちなみに、お金が貯められない人は、言い訳も多い)。
そんな人は、まず次の3つを実行して欲しい。
先日、家計の見直しのご相談に見えたAさん(50代)。挨拶もそこそこに、席に着くなりこう切り出した。
「ウチの奥さん、ティッシュが捨てられないんです。テーブルを少し拭いたり、鼻噛んだりしても捨てずに、
そのへんにまるめて放置。翌日乾いてからまた使います。もったいないのだそうです。
だから、家中に使いかけのティッシュが置いてあります。ほかにも、スーパーのビニール袋が死ぬほどたくさん。
しまうのも面倒で台所に散乱していますし、玄関にはビニール傘が何本も。家は片付かないし、お金も貯まりません。なんとかしてください!」
さすがの私も、ティッシュペーパーの再利用は初めて聞いたが、始末できないスーパーのビニール袋やビニール傘がたくさんある、
というご家庭は少なくない。
家計相談であれこれ伺っている関係上、このようなご家庭の冷蔵庫を開けると、しゃぶしゃぶや焼き肉のたれ、ドレッシングなど、
使いかけの小瓶やチューブがたズラリと並び、戸棚には、買い置きがあるも関わらず、特売だからと買ってしまった日用品が、
売るほど押し込まれている可能性が高い。
実は、これらの習慣は、いずれもお金が貯まらない人に共通する。
その根底にあるのが、「もったいない」思想である。もったいない(勿体ない)というのは、そもそも、
「勿体」(重々しい、威厳さ)がない=妥当ではない、不届きである、という意味で用いられる言葉だったそうだ。
それが今では、粗末にするには惜しい、おそれ多い、ありがたいなどを表現するときに使われる。
私も子どもの頃、何かを捨てようとするたびに、明治生まれの祖母が、「もったいない」「もったいない」と呪文のようにつぶやいていたのを覚えている。
極度の「MOTTAINAI」精神で家計が混沌
さらに今や、この言葉は「MOTTAINAI」として、世界共通語となった。
提唱するのは、環境分野で初のノーベル平和賞を受賞したケニア人女性、ワンガリ・マータイさん。
彼女が、2005年の来日の際に感銘を受けたのが「もったいない」という日本語だったそうだ。
たった一言で、Reduce(ゴミ削減)、Reuse(再利用)、Recycle(再資源化)という環境活動の3Rを表し、
Respect(尊敬の念)までが込められている。なんと素晴らしい言葉だろうかと、マータイさんはいう。
もちろん、モノを大切にし、もったいないと感じる美しい心は、日本人ならある程度は持ち合わせている。
また、それを否定するつもりはない。逆に、私自身も、日々の生活のなかで、もったいないと感じることがよくある。
ただ、この「もったいない」思想が、モノを処分できない、片付けられない行動の言い訳となっている場合も少なくないのだ。
お金が貯められない人は、掃除や片付け、整理整頓が苦手もしくは、できていない傾向が強い。お金を貯めるという行為は、
目的を考えて、そのためにどうすれば良いか具体的な方法を検討し、それを実行する意思や行動力が必要となる。
きちんと貯蓄するには、支出の管理が必須であり、それには自分のウォンツ(Wants)とニーズ(Needs)の見極めが欠かせない。
つまり、それが自分に必要なモノであれば、ニーズ。単に欲しいものならウォンツとなる。
整理整頓ができない、モノが捨てられないということは、それが自分にとって必要かどうかを判断できないために起こりやすい状態であり、
その「混沌」は家計管理にもつながってくる。
「何も考えていないけど、いつの間にか貯まっていた」
そうしたケースは、実際の相談事例ではほとんどお目にかかったことがない。そのような人は、きちんと目的を定めていれば、
もっと多くを貯められていたはずである。
人は目標の貯蓄額が設定できれば、それを達成するために、ムダなお金を使わないように努力する。
お金を貯められる人は、「疲れた」「ちょっと喉が渇いた」などと言って、カフェに立ち寄ったり、
コンビニで飲み物を買ったりしない。ちゃんとマイボトルを持参し、寄り道しないでまっすぐ家に帰る。
お金が貯めたいなら、まずは身の回りの片づけ、整理整頓を習慣づけよう、といっても、
「仕事も忙しいし、どこから手を付ければいいのかわからない」という人も多いだろう(ちなみに、お金が貯められない人は、言い訳も多い)。
そんな人は、まず次の3つを実行して欲しい。
【使用済みティッシュも捨てられない・・・日本人の美徳「もったいない精神」は金運を遠ざける】の続きを読む